漢方的に自律神経と関りが深いのは「肝」。
血を蓄え、気血の巡りを調節する働きを担っています。
ここで、「肝」と表裏一体の関係にあるのが「胆」。
消化を助ける胆汁の貯蔵・排泄や、決断力に関わっています。
この胆につながる経絡(気・血・津液の通り道)が、実は側頭部~耳周りに張り巡らされています。
そのため、肝の不調が耳の症状として現れることは珍しくありません。
「肝」はのびやかな状態が好きなので、ストレスや情緒変動の影響を受けやすく、過度な刺激で傷つきます。すると肝はキュッと硬くなり、気の巡りがたちまち滞り、そこに火が生まれ、気が上へと逆上しやすくなります。
その結果、耳鳴りや側頭部の頭痛、めまいなどが現れます。
□「キーン」と高い音が強く響くような耳鳴り
□ ストレスの度合いや、イライラ、怒りなどの感情の起伏で、症状の度合いも変動する
□ 偏頭痛、眩暈、目の充血など、頭部の症状を伴う
□ 口が苦い、口が渇く
□ 心がソワソワしたり、不安感がある、眠れない
□ 便秘気味、尿が濃い
竜胆瀉肝湯、加味逍遙散、抑肝散、抑肝散加陳皮半夏、抑肝散加芍薬黄連、加味温胆湯など
「病院の薬を飲んでいるが、あまり変化が感じられない。」
「耳鳴りはうまく付き合っていくしかない。」
そのようにお悩みの方には、内側から整えていく漢方薬がおすすめです。
そもそも『耳鳴り』は、「音がしていないにも関わらず、耳内に音が聴こえる」という症状のこと。
「ピーという高い音・ブーンという低い音・セミが鳴いているような音」など、様々な音があります。
また、耳鳴りではなく『頭鳴り』といって、頭の中で音が響いているという方もいらっしゃいます。
「ストレスを感じた時・季節の変わり目・加齢とともに」
などで音に強弱があることもあれば、何かをきっかけに常に音が鳴っていることもあり、お客様ごとに違いがあります。そのためてんじん堂ではご来店いただいたお客様に、まずはじっくり今までの症状や経過、体質などカウンセリングしたうえで漢方をお選びしております。
病院では解決方法がなく諦めていたのに、ピタッと症状が治って喜んでおられる方も多くいらっしゃいます。
そして、そもそも体のバランスが乱れる原因は、心・食事・運動・休養・環境の乱れ。
漢方薬を飲むとともにこれらを見直していくことで、自分の良くなる力をより発揮できるようになり改善への大きな後押しとなります。
耳鳴りは慢性化しやすく、長引いてくると漢方でも時間がかかることがあります。
少しでも症状が気になる方は、ぜひ一度お早めにご相談くださいませ。
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