下痢のことを漢方では「泄瀉(せっしゃ)」といい、ドロッとした軟便や水様便、未消化便など様々な状態を含みます。
消化吸収の働きを担う「脾」の不調により起こりますが、その原因は様々。
漢方的な病因としては大きく5つ。
どれか一つではなく、複数の病因が合わさって起きている場合もあります。
自然界の原因(外邪)を受けた時に起こる場合です。
漢方では「湿がなければ下痢はない」と言われるほど、まずは「湿邪(しつじゃ)」つまり湿気による影響で下痢が起こります。中でも季節的な胃腸カゼとして、
冬場は「湿邪」と「寒邪(かんじゃ)= 寒さ」
夏場は「湿邪」と「熱邪(ねつじゃ)= 熱」
が結びつくことで、脾を崩して下痢になる例はよく見られます。このような場合は、邪気を追い出すとともに脾を整える漢方薬を使います。
香蘇散、藿香正気散、半夏瀉心湯など
胃苓湯、茵蔯五苓散、化食養脾湯など
柴苓湯、柴胡桂枝乾姜湯、加味逍遥散、柴芍六君子湯など
もともと脾が弱く、他の病因が加わることでさらに下痢を起こしやすくなる場合が最も多いです。
また他の病因が続くことで脾が弱る方もいます。
漢方薬としては根本的に脾を立て直すことが重要。さらには精神面やお食事面など、影響を受けやすい要因との付き合い方を見直すことが、慢性化させないためには大切です。
香砂六君子湯、補中益気湯、参苓白朮散、半夏白朮天麻湯など
人参湯、真武湯など
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